2008年09月11日 21:24
一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。
刑事緑子シリーズの2作目です。
時間軸的には「聖なる黒夜」の後日談となると聞いて、1年くらい前に読んだ本でした。
多少「女はいつも被害者なのよ」「女って大変なのよ」「母親ってつらいのよ」「そんな女に対して男って!」とかいう、女は女は女は・・・!!的なところは、相変わらずウザイのですが、まぁそれなりに面白いしサラサラ読める。でも、いざ感想となるとさっぱり思い浮かばなかった。なんでだろ??と思い久々に読み直してみたんですが・・・やっと分かった!!
物足りないのは取ってつけたような犯人だ!!
ミステリって、さりげなく最初から伏線張って真犯人が意外な人物だとか、凶悪な犯人で捕まえるまでのやりとりにドキドキするとかに感動するものですよね。
それが最後のほうの共犯者の自白で「誰だっけ?」的な人物を出してこられても・・・。
せっかく魅力的な登場人物が盛りだくさんでいろいろドラマがあって面白いだけに、話の結末はちょっと残念です。
ま、話の本筋は置いといてキャラ萌視線で読めば・・・探偵やってる麻生さんとか、恋するお嬢様刑事静香とか、指定暴力団・春日組の若(笑)とか存在感たっぷりです。「聖母の深き淵」というタイトルで女性がメインの作品なのに、最後すっかり持ってっちゃってます。
麻生さんの恋人については・・・ま、最初から知ってて読んだんだけど、初めから知らずに読んでいたならラスト「嘘ぉ〜!!!」って犯人探し以上のどんでん返しだったのかな〜??つか、むしろそこがメイン???その辺だけがちと残念といえば残念。






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